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お知らせ

2025.07.19

オーナーがやりました

ツバメ奮闘記 2025

この夏、キャンプ村には2つのツバメの巣がありました。

ひとつはシャッターボックスの上、ひとつはトイレ棟の軒裏に。
親ツバメが巣作りに励んでいたときから、雨もしのげるからいい場所を見つけたなぁと思いながら見守っていました。


ヒナもかえり、キャンプに来てくれたお客さまも見守ってくれる日々が過ぎていった、ある日のこと。
オーナーが朝出勤すると、シャッターボックス上にあった巣が地面に落ちてしまっていました。

おそらく、シャッターボックスの上部は斜めになっていることから、ヒナたちの重みや動きに耐えきれず滑り落ちてしまった模様。

落下して半壊した巣の上では、さいわい無事だったヒナたちが親の帰りを待っています。
このままではまずいと思い、土や泥を塗って巣をできる限り修復し、シャッターボックス上の奥の方の、平らな部分に戻してやりました。

すると、親ツバメも昨日までと変わらずエサを運ぶようになってくれて、ヒナたちはそれからすくすく大きくなっていきました。


あと1週間くらいで飛び立つかなぁ…そんな話をしていた矢先、事件が起こりました。
ある朝見ると、巣からヒナが1匹残らずいなくなっていたのです。

さすがに不自然な状況に違和感を覚えて調べると、どうやらヘビが壁伝いに這い上がってきて食べられてしまったのではないか…ということが分かりました。

そんなこともあるのか…そう思いながら悲しい気持ちで巣を撤去し、綺麗に掃除して数日が経ったある日。
なんと、あの親ツバメがまた同じ場所で巣作りを開始したのです!

性懲りもなく斜面に巣を作りだす親ツバメを観察しながら、よっぽどこの夫婦はこの場所が好きなんだな…と思いつつ、嬉しくなったオーナーは、同じ悲劇が起こらないよう、まず斜面から巣が滑落しないように建築現場用の強力なテープと木の板を用いて土留めを取付。

さらにヘビ除けの粉も買ってきて地面にせっせと撒き、ヘビが近づかないための対策も万全に。
そして後日かえったヒナは、安全な環境の中すくすく大きくなり、無事巣立っていきました☆



そしてもう1つ、トイレ棟の巣にもある日事件が。
どうやらカラスに襲われたのか、こちらの巣も地面に落下しており、まだ飛べないヒナたちが地面をトコトコと歩き回っていました。

このままでは何かに襲われたり、親ツバメからエサをもらえず死んでしまう…
ただ今回は巣も粉々の状態。

そこで可哀想と思ったオーナーが…


巣をつくりました。

ヒナをそっと新居に戻してやり、様子を見守っていると、急に巣がモデルチェンジしたことに若干困惑していた親ツバメも、引き続きエサを運んでくれるようになり、それからはヒナたちも無事成長し、やがて巣立っていきました。

みんなでせっせと巣立ちをサポートした、ツバメ達との一夏。
そんなこんなで、トイレ棟の軒裏には、今もオーナーお手製の即席ツバメの巣があるのです。