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里山ブログ

2026.04.08

イベント日記

野趣を味わう!令和の“薬食い”

過ごしやすい気候が続き、キャンプデビューを飾るのにもぴったりのこの季節。
キャンプ村恒例の屋台イベントで、今回はジビエの串焼きを販売しました!

メニューは熊と猪!
丁寧に下処理され、中心までじっくりと焼き上げたお肉はクセや臭みがまったくなく、初めは半信半疑だったお客さまも、一口食べた瞬間に表情がぱっと変わり、追加注文される方が続出★

特に熊肉は大人気で、
「もっと硬いと思ってた!」
「世間を騒がせてる熊がこんなに美味しいとは…」
と驚かれる声が多く聞かれました。

そして今回のイベントのために、日本酒好きスタッフがジビエと相性の良い日本酒もご用意!
銘酒『女城主』で知られる、岐阜県恵那市・岩村醸造さまが醸す、一風変わった一本。

その名も『薬食い ~くすりぐい~』


時は江戸時代――。
日本では仏教の教えや「生類憐れみの令」により、四つ足の動物を食べることが固く禁じられていました。

それでもどうしても肉を食べたい人々は、「これは肉ではなく、滋養強壮のための薬だ」という、やや強引な屁理屈…もとい建前を振りかざし、獣肉をこっそり食べていたと言われています。

薬食いとは、そんな江戸っ子の反骨精神とユーモアを感じる、当時の獣食文化のこと。
鹿肉を「もみじ」、猪肉を「ぼたん」と呼ぶのも、おおっぴらに獣肉を食すことができなかったこの時代に生まれた隠語です。

そんな歴史を背景にした日本酒『薬食い』は、肉の脂を切るフルーティーな酸と、肉に負けないずっしりとした味わいが特徴の、まさにジビエに合うよう特別に設計された日本酒。

ジビエと日本酒のペアリングは初めてというお客さまも多く、春の野山を眺めながら、皆さんまったりと“薬食い”の時間を楽しんでいました。


時代と共に呼び名は変わり、今では“ジビエ”として親しまれるようになった獣食文化。
当時の人々の「なんとしても肉が食べたい」というたくましさに想いを馳せながら、野趣あふれる味わいに舌鼓を打つ、春の午後となりました♪